学生時代にTurboLinuxからはじまりVineLinux、Kondara MNU/Linux、Momonga Linux、Debian GNU/Linux、そしてUbuntuと途中休憩期間もありますが20年近くLinuxで遊んできました。
Windowsとのデュアルブートにしていましたが5年ぐらい前まではWindowsの稼働率は週1回程度で週6日はLinuxで過ごしていた。
なぜこんなにLinuxを使い続けているんだろう、ちょっと考えてみました。
無料で楽しめる
とくに学生時代は無料ってことが重要でした。
PCを購入すると自動的にWindowsが付いてきますが、そのあとOSをアップグレードするにもお金が必要。
LinuxだとLinuxMagazine(休刊)や日経Lunixなど雑誌にインストール用のCD-ROMが付いていたり、各ディストリビューションのサイトからダウンロードしてきたりして、無料でOSを導入することができる。
Linuxだと自分の好きな環境を作るのが面白い
どんなOSでもそうですけど、インストールした後のまっさらな状態で使い続けていると不満がでてくる、自分が使いやすいツールを導入することになります。
Linuxだと無料で使用できるツールが豊富! というか商用ツールは少なかった。
ちょっとWebとかで気になるツールが見つかったら公式のリポジトリからダウンロードして導入する。導入しただけだとまだ使い勝手が悪いから設定ファイルを編集して自分好みの環境に仕上げていく。
ツール自体もオープンソースプロジェクトで開発されていて、必ずしも最新版が公式リポジトリからダウンロードできるわけじゃない。最新版を使ってみたいときはツールの公式サイトからソースファイルをダウンロードして自分のPC上でコンパイルして。運が悪いとコンパイルできなかったり、動作しなかったり。このドキドキ感が面白い。
ツールだけじゃなくてGUIを全く違うものへ変えてみたり、サーバーを導入したり、開発環境を導入したり。これ全て無料でいけちゃう。
自分好みに仕上げる感じはWindowsよりもやりやすいというか自由な感じ。
スキルさえあればとことん自分の好きな環境を作ることができる。
だから、ちょっと気になることを調べ始めると、あれもこれもといろんなことが見つかっていろいろと試して、楽しくて眠れない夜を過ごしてしまう。
オープンソースプロジェクトで開発されているためか他のOSよりも自由な感じがする
Linuxのカーネル自体もオープンソースプロジェクト、他のツール群も同じ、ほとんどのツールはオープンなプロジェクトで開発されている。
そのためなのか、いろんな使い方ができるというか、いろんな考え・使い方に合うようになっている気がする。
サーバー用途に使いたければサーバーソフトを導入・設定すればいいわけだし、プログラム開発に使いたければ開発環境を導入すればいい。ネットだけでも大丈夫。
Windowsならばサーバー用として特化したOSがありますけど、Linuxはそれがない。というか、サーバー用に特化することもデスクトップ用に特化することも可能。
ディストリビューションやエディションごとにサーバー用途かデスクトップ用途か色付けはされていますけどツール導入と設定でどうとでもできる。
OS(ディストリビューション)の設計者が用途を押し付けるのじゃなくてユーザーが用途を選ぶ。
だからなんでしょうか、全体的にとっても自由な感じをうける、やりたいことがやれる感じを受ける。
まとめ
遊ぶのにお金がかからなくて、自分好みの環境構築ができる。
ツールを導入して設定して調べて自分好みの環境を作っていける、これがわたしにとっては醍醐味なんだろうなぁ。